Vol.5 料理の目的地決めてますか⁉
こんにちはGeNです!
今日は若手の料理人だった頃の
僕を救った3つのアドバイスの
2つめをご紹介します。
それは料理の味を上達させる
方法についてです。
このアドバイスをもらうまでは
僕の賄いはボンヤリした味や
塩が決まってない物など、、、
何故美味しくならないのか
ずっと悩んでいました。
先輩達はその場でパパっと
美味しい物を作れるんです。
僕と先輩達との大きな違いが、
作っている最中の味見の回数が
僕に比べ極端に少ないんです。
その理由に気付かないうちは
いつ迄経っても料理上手には
なれません。
どんなに良い食材を使おうが
どんなに時間や手間をかけようが
絶対に美味しいものは作れません
厳しい事を言いますが、
残念ながら愛情だけじゃ
美味しい物は作れないんです!
上達するための方法こそ
ゴールを決めるという事なんです
とは言っても、
抽象的過ぎてゴールとは
「何のことやら」ですよね。
簡単に言うと「どんな味にするか」
です。
「何を作るか」と
「どんな味にするか」は
似て非なるものです。
例えば生姜焼きを作るとします。
何を作るかというのは
コレに当たります。
重要なのは
どんな味にするかという事
甘辛い味付けにするか
甘味少なく醤油強めにするか等
どちらにするかを決めてから作る。
つまり
その料理のコンセプトという名の
味の終着点を自分の中で予め
具体的に決めてあるかがPOINTです
甘めの物と醤油強めの物
同じ生姜焼きでも全くの別物です
味のイメージをもっていると
味見を一度すれば軽い手直し
で済みます。
当時の僕はイメージを持たず
ゴールのないまま作っていました
車の運転と同じで目的地が
決まっていればそこへ行くまでの
道順が見えてきます。
料理において、ゴールを決める
というのは『自分の好みを知る』
という事です。
好み=自分が美味しいと感じる味。
それを目指して作ると自ずと
美味しいものが作れます。
料理本を見て作るときに
一回目はレシピ通りに作ります。
二回目はそれを基に好みの味
にするには何を増減させるかを
考えて作ってみて下さい。
それにより、
自分だけのレシピが
完成していきます。
まずは自分の好みを具体的に
書き出していきましょう
例えば、、、
・唐揚げ→にんにく効いた醤油味
・親子丼→甘め出汁強め
・トマトパスタ→トマトの酸強め
etc...
こんな感じで書き出して下さい
自分の好みを知るという事は
意外と多くの人ができていません
自分好みの味が作れるように
なると、他人の好みに合わせて
味の調整ができます。
本のレシピをベースに自分好みに、
自分のレシピをベースに他人の
好みに合わせアレンジができます。
大切な人に「美味しい」と
言ってもらうには
まずは自分が「美味しい」と
思える物を作れるように
なりましょう!
世の中にイタリアンの店は
数多くあります。
しかし店によって味が違うのは
その店のシェフ好みの味付けで
作っているからです。
それでいいんです!
自分が美味しいと思う物に
自信を持ちましょう!
その自信こそが
料理上手への道の第一歩です。
ではまた次回
お会いしましょう!