料理下手だった27歳女性が、わずか30日間で『塩』と『火』の使い方を学ぶだけで、旦那からおかわりを引き出す実践型料理術

プロの料理人ならではの視点から、主婦向けの、日々使える技や料理のアドバイス、コラムなどを書いていきます。

Vol.6 主婦の苦悩解決の手引き

 こんにちはGeNです!

 

 

 

今回は日々料理をしていると

必ずぶつかる一つの壁

『献立決めに苦悩する』

 

 

 

これにフォーカスして書いて

いきます! 

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これを解決に導いてくれるのが

応用力です!

 

 

 

応用力がないと日々の献立を

決めるのが苦痛になってきます

 

 

 

そんな僕も昔は賄いの内容を

決めるのに苦労しました。

 

 

 

レパートリーが無い上に

食材も限られた物しか

使えないという環境です。

 

 

 

料理人の賄いは基本的に余った

食材や、本来捨てる部分等を

活用して作られるので、

 

 

 

食材を食べるのではなく、

料理人の工夫を食べるのが

賄いの本質だと僕は考えます。

 

 

 

どれだけ過酷かというと、、、

椎茸の石づき、キャベツの外側、

肉の筋や脂、魚のアラetc...

 

 

 

まともな形のまま賄いに使って

怒られない食材と言ったら

玉ねぎ、いも、人参ぐらいです

 

 

 

それらをパスタや米、パン等と

組み合わせ、各種調味料や牛乳等

を駆使し食事へと昇華させます

 

 

 

最早僕らの仕事は料理人ではなく

錬金術です。。。笑

 

 

 

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なので応用力がないとまともな

食事にありつけないのが

僕ら料理人という生物です。

 

 

 

どうです?

可哀そうでしょう?笑

 

 

 

ただ、皆さんに朗報です!

料理人と違い皆さんは食材の

制限がないんです!!!

 

 

 

もちろん際限なく使える訳でも

松坂牛を毎日使える訳でも

ありません。

 

 

 

皆さんと料理人の置かれてる

環境の違いを得意のたとえ話で

ご説明しましょう!

 

 

 

いきなり無人島に連れてかれ

大自然に放り出されたとします。

 

 

 

皆さんは、ナイフ、槍、弓矢

これらを工夫して狩りをして

生き抜けと言われます。

 

 

 

料理人は道具を一切わたされず

『なんとかして』生き延びろと

言われます。

 

 

 

僕らはまず武器を創り出す所から

スタートするんです。

 

 

 

身近にある物を工夫して武器に

昇華できなければ僕らは生きて

いけません。

 

 

 

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皆さんはスーパーに行けば

狩り(料理)に必要な武器(食材)

を買える環境にいるんです。

 

 

 

羨ましい!!!!笑

 

 

 

ですが、使いたい食材ばかり

買っていてはお金もかかるし

食材のロスも出てしまいます。

 

 

 

食材を無駄にする事は絶対に

あってはならないし、お金も節約

するに越したことはありません。

 

 

 

応用力がないと、冷蔵庫に

ある物でちゃちゃっと作る

主婦の鑑的な行動が出来ません。

 

 

 

実際に僕も昔は炒飯、野菜炒め、

パスタのルーティンでこっぴどく

怒らたことが多々あります。

 

 

 

ここでいう応用力とは、料理人に

求められる物ではなく、食材の

置き換えができるかどうかです。

 

 

 

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それを訓練する方法が

『Imagine & Try』です。

 

 

 

やり方は簡単です。

これは連想ゲームみたいな物で

 

 

 

◎◎を〇〇なしで作るには▲▲で

代用する。という具合に、それぞれ

当てはめて考えてみて下さい。

 

 

 

◎◎→料理名

〇〇→本来必要な食材、調味料

▲▲→代替案となる食材、調味料

 

 

 

例えば、簡単なところで言えば

親子丼。豚肉しかないから鶏の

かわりに豚で作る。

 

 

 

これは誰でも思いつく

レベルの簡単なものです

 

 

 

続いて中級編は

回鍋肉とオムライス

 

 

 

回鍋肉を甜麵醬なしで

作るには味噌と砂糖で代用する。 

 

 

②オムライスをケチャップ

なしで作るにはトマト缶とソース

で代用する。

 

 

 

こんな感じの調味料の置き換えは

普段料理をしてる人でないと

思いつかないかもしれません。

 

 

 

続いて上級編は、

親子丼とハンバーグ

 

 

 

①親子丼を肉なしで作る

には麩をコンソメで炊き

焼色をつけ卵でとじて代用する。

 

 

 

②ハンバーグを挽肉なしで

作るには豆腐とパン粉で代用する。

 

 

 

上級編こそ僕ら料理人がやる

錬金術です。

 

 

 

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0から1を作り出す

『応用力』『発想力』『行動力』

流石にここまでは求めません。

 

 

 

まずは中級編までは出来るように

なれば十分です。

 

 

 

これが出来ないと料理の効率が

良くても献立を考える時点で

躓いてしまうからです。

 

 

 

 

 

 

これは普段から書き溜めた

レパートリー貯金の中からお題を

見つけてやってみて下さい。

 

 

 

今この瞬間にもできる脳トレ

みたいなものですね!

 

 

 

これで料理脳が鍛えられ、瞬時に

今ある材料で作れる料理が

思いつくようになります。

 

 

 

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これが出来れば本当の料理上手と

いえるレベルです。

 

 

 

それではまた次回

お会いしましょう!