Vol.6 主婦の苦悩解決の手引き
こんにちはGeNです!
今回は日々料理をしていると
必ずぶつかる一つの壁
『献立決めに苦悩する』
これにフォーカスして書いて
いきます!
これを解決に導いてくれるのが
応用力です!
応用力がないと日々の献立を
決めるのが苦痛になってきます
そんな僕も昔は賄いの内容を
決めるのに苦労しました。
レパートリーが無い上に
食材も限られた物しか
使えないという環境です。
料理人の賄いは基本的に余った
食材や、本来捨てる部分等を
活用して作られるので、
食材を食べるのではなく、
料理人の工夫を食べるのが
賄いの本質だと僕は考えます。
どれだけ過酷かというと、、、
椎茸の石づき、キャベツの外側、
肉の筋や脂、魚のアラetc...
まともな形のまま賄いに使って
怒られない食材と言ったら
玉ねぎ、いも、人参ぐらいです
それらをパスタや米、パン等と
組み合わせ、各種調味料や牛乳等
を駆使し食事へと昇華させます
最早僕らの仕事は料理人ではなく
錬金術師です。。。笑
なので応用力がないとまともな
食事にありつけないのが
僕ら料理人という生物です。
どうです?
可哀そうでしょう?笑
ただ、皆さんに朗報です!
料理人と違い皆さんは食材の
制限がないんです!!!
もちろん際限なく使える訳でも
松坂牛を毎日使える訳でも
ありません。
皆さんと料理人の置かれてる
環境の違いを得意のたとえ話で
ご説明しましょう!
いきなり無人島に連れてかれ
大自然に放り出されたとします。
皆さんは、ナイフ、槍、弓矢
これらを工夫して狩りをして
生き抜けと言われます。
料理人は道具を一切わたされず
『なんとかして』生き延びろと
言われます。
僕らはまず武器を創り出す所から
スタートするんです。
身近にある物を工夫して武器に
昇華できなければ僕らは生きて
いけません。
皆さんはスーパーに行けば
狩り(料理)に必要な武器(食材)
を買える環境にいるんです。
羨ましい!!!!笑
ですが、使いたい食材ばかり
買っていてはお金もかかるし
食材のロスも出てしまいます。
食材を無駄にする事は絶対に
あってはならないし、お金も節約
するに越したことはありません。
応用力がないと、冷蔵庫に
ある物でちゃちゃっと作る
主婦の鑑的な行動が出来ません。
実際に僕も昔は炒飯、野菜炒め、
パスタのルーティンでこっぴどく
怒らたことが多々あります。
ここでいう応用力とは、料理人に
求められる物ではなく、食材の
置き換えができるかどうかです。
それを訓練する方法が
『Imagine & Try』です。
やり方は簡単です。
これは連想ゲームみたいな物で
◎◎を〇〇なしで作るには▲▲で
代用する。という具合に、それぞれ
当てはめて考えてみて下さい。
◎◎→料理名
〇〇→本来必要な食材、調味料
▲▲→代替案となる食材、調味料
例えば、簡単なところで言えば
親子丼。豚肉しかないから鶏の
かわりに豚で作る。
これは誰でも思いつく
レベルの簡単なものです
続いて中級編は
回鍋肉とオムライス
①回鍋肉を甜麵醬なしで
作るには味噌と砂糖で代用する。
②オムライスをケチャップ
なしで作るにはトマト缶とソース
で代用する。
こんな感じの調味料の置き換えは
普段料理をしてる人でないと
思いつかないかもしれません。
続いて上級編は、
親子丼とハンバーグ
①親子丼を肉なしで作る
には麩をコンソメで炊き
焼色をつけ卵でとじて代用する。
②ハンバーグを挽肉なしで
作るには豆腐とパン粉で代用する。
上級編こそ僕ら料理人がやる
錬金術です。
0から1を作り出す
『応用力』『発想力』『行動力』
流石にここまでは求めません。
まずは中級編までは出来るように
なれば十分です。
これが出来ないと料理の効率が
良くても献立を考える時点で
躓いてしまうからです。
これは普段から書き溜めた
レパートリー貯金の中からお題を
見つけてやってみて下さい。
今この瞬間にもできる脳トレ
みたいなものですね!
これで料理脳が鍛えられ、瞬時に
今ある材料で作れる料理が
思いつくようになります。
これが出来れば本当の料理上手と
いえるレベルです。
それではまた次回
お会いしましょう!