Vol.9 本当に野菜を食べたことありますか?
こんにちはGeNです!
今回は今までに何度かお伝えして
きた「自分の時間を捻出する方法」
について書いていきます。
さて、タイトルにある様に、
今回はお野菜を例にして
お話していきたいと思います。
野菜は、肉料理の日も、魚料理
の日もどんなメニューでも
何かしら使われているはずです。
そんな毎日食べている野菜。
アナタは、その味を知っている
と自信もって言えますか?
ここでいう『本当の野菜の味』は
無農薬栽培の味の濃い昔ながらの
野菜の味の事ではありません。
野菜本来のポテンシャルを
引き出した状態の物を食べたことが
ありますか?という意味です。
この事を僕が意識し始めたのは
本当につい最近、今の店で働く様に
なってからです。
フュージョン料理とは、食材の
旨味や味、クセ、香り、甘味等を
組合せ一皿を構成していきます。
それを理解していないと、ただの
奇を衒っただけの組合せにしか
なりません。
これはフュージョン料理に限らず
世界の料理全てにおいて言える事
です。
これが出来れば、ただ過熱した
野菜だけで、味付けは塩のみ。
これで一品として成立します。
前回の記事でも言ったように
「手数を減らす=自分の時間増」
ということです。
仕事もプライベートも充実させる
ためには自分の時間が不可欠です。
皆さんは仕事するために生きてるの
でしょうか?
それとも幸せに暮らすために
仕事をしているのでしょうか?
恐らくほとんどの方が後者だと
考えているはずです。
しかし、
現代日本ではプライベート
よりも仕事を優先すべきという
悪しき風潮があります。
果たして
その波にのってしまって
いいのでしょうか?
あなたの人生はあなただけの物
です!あなたの生きたいように
生きる権利があります!
とは言え、
仕事優先の風潮に逆らって敵を
作るのは得策ではありません。
では今皆さんがやるべきは、
この世の中で、いかに自分の時間を
確保し、心を豊かに保つか。です!
そのための方法の一つとして
今回お教えするのが
『野菜の加熱方法』です。
例えばお芋。
芋のでんぷんはアミラーゼの働きに
より糖にかわります。
アミラーゼは65~70℃の温度帯が
最も活発に働く言いわれています。
つまり、
芋の温度を緩やかに上昇させ
65~70℃の温度帯をゆっくりと
通過させると
それだけアミラーゼが活性化する
時間が長くとれる=糖が増える
という事になります。
オーブンがあれば、ホイルで包んだ
芋を180℃で串がスッと入るまで
ローストするのがBESTです!
大根や人参、蕪等は油と塩で和え
耐熱皿に入れホイルで蓋をして串が
スッと入るまで加熱。
びっくりするぐらい甘味と旨味
が強く引き出されます。
等はボイルよりも蒸すのがBEST
です。
基本的に食材の持つ栄養素は
水溶性なので、茹でると
旨味とともに抜けていきます。
蒸すという調理は水蒸気による
加熱のため、旨味が逃げず
更にじっくりと火が入るので
旨味がとても引き出されます。
蒸したものを表面だけサッと
ソテーして香ばしさを加える。
これだけで恐ろしく美味しい
おかずが出来あがりです。
この野菜を食べると子供が
野菜好きに育ちます。
ちなみに蒸し器がなくても、深めの
鍋に水を入れ、水に浸からない様に
台の上にザルをのせ
そこに野菜を入れ、蓋をすれば
簡単に蒸し器の代用になります。
台は耐熱性ならなんでもOKです。
さあ、今回のノウハウはとても
シンプルでした。
今回のPOINTは
①じっくり加熱
②塩で旨味を引き出す
③蒸すorロースト
こんな簡単な調理で美味しさを
手に入れられるんです。
まとめて2~3日分作っておけば
それらを食べる日は、その次の
おかずを仕込むことが出来ます。
料理人はこういった具合に手間の
かからないもので時間を稼ぎ、
その間に他の物を仕込みます。
これを身に着ければ
時間はいくらでも作れるように
なります!
さあ、まずは家の冷蔵庫にどんな
野菜が眠っているか思い出して
下さい。
続いてそれを火にかけているうちに
何をやろうかを頭の中で段取りを
組んでください。
そうすると効率よく美味しい物が
作れます!
さてさて、ここ最近の記事では
よく『頭の中で』やる作業に
触れてきました。
記事を読んでくれている皆さんは
既に『料理脳』を手に入れている
はずです。
このタイミングでVol.1の記事から
一度軽く復習を兼ねてサラッと
で良いので読み返してみて下さい
最初はイマイチ理解出来なかった
事の意味がわかるようになってる
はずです。
料理上手になるのも時間の問題
ですね!!!
それではまた次回
お会いしましょう!