料理下手だった27歳女性が、わずか30日間で『塩』と『火』の使い方を学ぶだけで、旦那からおかわりを引き出す実践型料理術

プロの料理人ならではの視点から、主婦向けの、日々使える技や料理のアドバイス、コラムなどを書いていきます。

Vol.9 本当に野菜を食べたことありますか?

こんにちはGeNです!

 

 

今回は今までに何度かお伝えして

きた「自分の時間を捻出する方法」

について書いていきます。

 

 

 

さて、タイトルにある様に、

今回はお野菜を例にして

お話していきたいと思います。

 

 

 

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野菜は、肉料理の日も、魚料理

の日もどんなメニューでも

何かしら使われているはずです。

 

 

 

そんな毎日食べている野菜。

アナタは、その味を知っている

と自信もって言えますか?

 

 

 

ここでいう『本当の野菜の味』は

無農薬栽培の味の濃い昔ながらの

野菜の味の事ではありません。

 

 

 

野菜本来のポテンシャル

引き出した状態の物を食べたことが

ありますか?という意味です。

 

 

 

この事を僕が意識し始めたのは

本当につい最近、今の店で働く様に

なってからです。

 

 

 

フュージョン料理とは、食材の

旨味や味、クセ、香り、甘味等を

組合せ一皿を構成していきます。

 

 

 

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それを理解していないと、ただの

奇を衒っただけの組合せにしか

なりません。

 

 

 

これはフュージョン料理に限らず

世界の料理全てにおいて言える事

です。

 

 

 

これが出来れば、ただ過熱した

野菜だけで、味付けは塩のみ。

これで一品として成立します。

 

 

 

前回の記事でも言ったように

「手数を減らす=自分の時間増」

ということです。

 

 

 

仕事もプライベートも充実させる

ためには自分の時間が不可欠です。

 

 

 

皆さんは仕事するために生きてるの

でしょうか?

 

 

 

それとも幸せに暮らすために

仕事をしているのでしょうか?

 

 

 

恐らくほとんどの方が後者だと

考えているはずです。

 

 

 

しかし、

 

 

 

現代日本ではプライベート

よりも仕事を優先すべきという

悪しき風潮があります。

 

 

 

果たして

その波にのってしまって

いいのでしょうか?

 

 

 

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あなたの人生はあなただけの物

です!あなたの生きたいように

生きる権利があります!

 

 

 

とは言え、

仕事優先の風潮に逆らって敵を

作るのは得策ではありません。

 

 

 

では今皆さんがやるべきは、

この世の中で、いかに自分の時間を

確保し、心を豊かに保つか。です!

 

 

 

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そのための方法の一つとして

今回お教えするのが

『野菜の加熱方法』です。

 

 

 

例えばお芋。

芋のでんぷんはアミラーゼの働きに

より糖にかわります。

 

 

 

アミラーゼは65~70℃の温度帯が

最も活発に働く言いわれています。

 

 

 

つまり、

 

 

 

芋の温度を緩やかに上昇させ

65~70℃の温度帯をゆっくりと

通過させると

 

 

 

それだけアミラーゼが活性化する

時間が長くとれる=糖が増える

という事になります。

 

 

 

オーブンがあれば、ホイルで包んだ

芋を180℃で串がスッと入るまで

ローストするのがBESTです!

 

 

 

大根や人参、蕪等は油と塩で和え

耐熱皿に入れホイルで蓋をして串が

スッと入るまで加熱。

 

 

 

びっくりするぐらい甘味と旨味

が強く引き出されます。

 

 

 

ブロッコリーいんげん、菜の花

等はボイルよりも蒸すのがBEST

です。

 

 

 

基本的に食材の持つ栄養素は

水溶性なので、茹でると

旨味とともに抜けていきます。

 

 

 

蒸すという調理は水蒸気による

加熱のため、旨味が逃げず

 

 

 

更にじっくりと火が入るので

旨味がとても引き出されます。

 

 

 

蒸したものを表面だけサッと

ソテーして香ばしさを加える。

 

 

 

これだけで恐ろしく美味しい

おかずが出来あがりです。

 

 

 

この野菜を食べると子供が

野菜好きに育ちます。

 

 

 

ちなみに蒸し器がなくても、深めの

鍋に水を入れ、水に浸からない様に

台の上にザルをのせ

 

 

 

そこに野菜を入れ、蓋をすれば

簡単に蒸し器の代用になります。

台は耐熱性ならなんでもOKです。

 

 

 

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さあ、今回のノウハウはとても

シンプルでした。

 

 

 

今回のPOINTは

①じっくり加熱

②塩で旨味を引き出す

③蒸すorロースト

 

 

 

こんな簡単な調理で美味しさを

手に入れられるんです。

 

 

 

まとめて2~3日分作っておけば

それらを食べる日は、その次の

おかずを仕込むことが出来ます。

 

 

 

料理人はこういった具合に手間の

かからないもので時間を稼ぎ、

その間に他の物を仕込みます。

 

 

 

これを身に着ければ

時間はいくらでも作れるように

なります!

 

 

 

さあ、まずは家の冷蔵庫にどんな

野菜が眠っているか思い出して

下さい。

 

 

 

続いてそれを火にかけているうちに

何をやろうかを頭の中で段取りを

組んでください。

 

 

 

そうすると効率よく美味しい物が

作れます!

 

 

 

さてさて、ここ最近の記事では

よく『頭の中で』やる作業に

触れてきました。

 

 

 

記事を読んでくれている皆さんは

既に『料理脳』を手に入れている

はずです。

 

 

 

このタイミングでVol.1の記事から

一度軽く復習を兼ねてサラッと

で良いので読み返してみて下さい

 

 

 

最初はイマイチ理解出来なかった

事の意味がわかるようになってる

はずです。

 

 

 

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料理上手になるのも時間の問題

ですね!!!

 

 

 

それではまた次回

お会いしましょう!