料理下手だった27歳女性が、わずか30日間で『塩』と『火』の使い方を学ぶだけで、旦那からおかわりを引き出す実践型料理術

プロの料理人ならではの視点から、主婦向けの、日々使える技や料理のアドバイス、コラムなどを書いていきます。

Vol.10 料理脳はどこでも鍛えられる

こんにちはGeNです!

 

 

 

前回の記事の最後に皆さんは

『料理脳』を既に手に入れている

と書きました。

 

 

 

なので今回の記事は

それを鍛え、高めていく

方法についてご紹介します。

 

 

 

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今この世の中で活躍している

スターシェフ達も、最初は料理脳

なんて持っていませんでした。

 

 

 

毎日料理の事を考え続け、その結果

料理脳を手に入れ、更にそれに

磨きをかけていき、現在があります

 

 

 

僕に至っては料理脳を活かすことも

鍛えることも恐ろしく苦手でした。

 

 

 

休日に美味しい物を食べても

「美味しい」と思うだけでした。

 

 

 

プロの料理人として、それは食事に

無駄金を使っているだけな状態

でした。

 

 

 

そんな僕はいつまで経っても

先輩達との料理談義についていけず

どこか劣等感を感じていました。

 

 

 

料理脳というのは、料理や食材と

向き合うことから始まります。

 

 

 

美味しいではなく『何故』こんなに

美味しくなるんだろうかと考える

ことが大事なんです。

 

 

 

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もちろんプロにはこの能力は必須

です。

 

 

 

しかし

 

 

 

プロでなくても料理脳がないと

苦労することがあります。

それは、、、

 

 

 

レシピ通りにしか作れない

という事です。

 

 

 

料理脳を持つ人とそうでない人の

レシピの見方は全然違います。

 

 

 

※「そうでない人」では長いので

便宜上『素人脳』と呼びます。

 

 

 

まず素人脳の人は分量を見ます。

分量通りに計量し、順番通りに

それを入れていきます。

 

 

 

説明書通りに作るというスタンスの

ため、何故この順番で入れるのか、

この量だとこんな味になる

 

 

 

そういった事をいつまでも学習

しません。

同じ料理でも違うレシピになると

 

 

 

あっちにはこう書いてあったのに!

といった具合にパニックになります。

 

 

 

素人脳の人の料理は

『ねるねるね~るね』を作ってるの

と同じです。

 

 

 

何で順番通りに粉を入れて分量の

水で混ぜればコレができるのか。

 

 

 

そういった事に疑問を持たない

子供と同じなんです。

 

 

 

説明書をなくしたら何も作れなく

なってしまうのが素人脳です。

 

 

 

そして工程を理解していないから

料理の途中で何度も料理本

開き、次にやる事を確認します。

 

 

 

そのため時間がかかってしまう

ので、工程の比較的少ない簡単

なものしか挑戦しなくなります。

 

 

 

続いて、料理脳の人はというと

材料、そしてその割合を見ます。

 

 

 

分量を見るのと割合を見るのは

全く別のことです。

 

 

 

割合は醤油と砂糖を2:1で味付け

するというようにザックリ把握する

事です。

 

 

 

分量というのは料理において

そこまで大切ではありません。

 

 

醤油30gのところ35g入れたとしても

後で調整できます。下手したら

違いがわからないレベルです。

 

 

 

何故なら野菜も肉も魚もすべて

自然の物なので個体差がある

ためです。

 

 

 

同じ人参100gでも、産地や

収穫時期等により人参の甘味や

香りの強さも変わります。

 

 

 

料理脳の人はレシピ=目安という

事を知っているのです。

 

 

 

素人脳の人はレシピ=絶対厳守。

分量通りやれば美味しくなると

考えているはずです。

 

 

 

さて、少し話が脱線したので

本題に戻ります。

 

 

 

料理脳の人は材料を見たあと

一度頭の中で料理をしてからレシピ

の工程を見て答え合わせします。

 

 

 

違ったところだけ修正するだけ

なので、実際に作る時もとても

効率よく作る事ができます。

 

 

 

いちいちgを計らずに目分量で

作れるのは割合を経験と感覚で

理解してるからです。

 

 

 

素人脳と料理脳ではレシピの見方

一つ取ってももここまでの差が

あるんです。

 

 

 

これは意識してこういう見方を

続ければ、いずれできるように

なります。

 

 

 

今日ご紹介するノウハウは

冷蔵庫の中にある物でパパッと

料理を作れるようになる方法です。

 

 

 

題して『パパッと法』

 

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正確にいうと、パパッと作れる様に

なるためのトレーニング方法です。

 

 

 

 

やり方はとても簡単です。

料理本やネット等なんでもいいので

料理が載っている物を見ます。

 

 

 

そこに書かれている料理の組合せを

見ましょう。

 

 

 

それをノートに食材名だけ書きます。

麻婆豆腐を例に書いていきます。

 

 

 

主要食材だけでOKです。

【豆腐、豆板醤、ひき肉】

と書きます。

 

 

 

それぞれの下に同じ系統の物で

形を変えたり、広い意味で捉えたり

様々に派生させた案を書きます。

 

 

 

豆腐なら【揚げ出し、冷ややっこ、

湯豆腐】

 

豆板醤なら【みそ、田楽みそ、

肉みそ】

 

挽肉なら【肉団子、一枚肉(バラ等)、

肉系の出汁】

 

 

 

以上のように派生させます。

すると、それらを組み合わせて

新しい料理が生まれます。

 

 

 

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湯豆腐を肉系の出汁で作って

肉味噌で食べる。

 

 

 

そこで他にあったら美味しくなる

のは何かな、、、

「薬味にネギをいれよう!」

 

 

 

こういった具合に発想を広げて

いく練習をすると冷蔵庫に豆腐と

豚バラを見つけたら

 

 

 

コンソメスープ作って、そこに豆腐

と肉を入れて溶き卵入れて

食べるスープにしよう!

 

 

 

そんな感じの連想ゲームが

スッとできるようになります。

 

 

 

このトレーニングの利点は、鍛える

だけでなく、その時見た料理が

レパートリーとして増える事です。

 

 

 

さあ、今すぐネットでも本でも

良いので開いて、料理の連想ゲーム

取り組んでみて下さい。

 

 

 

1日1品を1週間続ければその頃には

あなたの料理脳が進化しているはず

です。

 

 

 

さあ!善は急げ!

紙とペンを用意しましょう!!!

 

 

 

それではまた次回

お会いしましょう!